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まぎあっと。PSO2

PSO2をしながら、その雑記、初心者向け講座、そして自作小説など書いていくブログです

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 「血まみれの少女」 Bルート



どうも、まぎです(´・ω・`)

先日公開した 「血まみれの少女」 のお話。

あれのBルートが出来たので、よければコチラもどうぞ!

中盤までは一緒なので、中盤から書き出します。







 ……考えていても仕方がない。この話はさっさと忘れよう。

 俺自身、幽霊は怖いし。



 再び耳を傾ける。

 風の音、水の音、葉が揺れる音……

 バタバタと何かが動く音……鳥が羽ばたいたのかな。

 カァカァと鳴く音……。



 体がビクっとした。

 この鳴き声は、カラス……?

 だがまだ寝転んでから1時間ちょっとしか経っていないはず。まだ昼だ。

 ふと、叔母の言葉を思い出す。



「おかしな時間にカラスの鳴き声が聞こえたらすぐその場を離れろ。風鈴の音が聞こえ出す前にな」

 

 じゃあ、これが……?本当に、本当にあったのか……?

 急いでこの場を離れたほうがいい。本能的に何かが警告を発している。

 俺は急いで起き上がろうとする、がどういうわけか体が動かない。


「(幽霊特有の金縛りってやつかよ……くそ)」


 右に左に体を揺らし、縛りを振りほどこうとするが、全く動かない。

 四苦八苦している内に、最後の警告が聞こえてきた。



チリーン、チリーン……



 やばい、風鈴の音だ。

 この音を聞いた時は目を瞑り、耳を塞がなければならない。

 目はなんとか瞑れた。後は耳……

 俺は必死に腕を動かそうとする。


「(この、くそ! 動け、動いてくれ!)」


 その努力かいあってか、なんとか手を耳に持って行くことが出来た。

 後は力いっぱい耳を塞いで、目を瞑り、その場をやり過ごすだけ。



 どのくらい経ったのか。風鈴の音はいつの間にか聞こえなくなっていった。

 よかった。なんとかやり過ごすことが出来たのか。……いや、まだだ。油断をしてはいけない。

 人間油断をしてここで目を開けるから、想定外のことが目に写り、パニックになってしまうのだ。

 遭難した人々もそうだったに違いない。

 この幽霊は策士だ。人間を油断させておいて、一番重要なことを忘れさせてしまう。

 大事なのはパニクらない平常心……。

 人間社会に置いても幽霊界においても、きっとそれは同じなのだろう。


 ……ではどのタイミングで目を開ければいいのか。

 そこまでは俺も考えてなかった。

 まさか本当に来るとは思わなかったから……。



――ぽた


「(……ん?)」


――ぽた、ぽた


 何かが額に当たってる気がする。水滴……?

 木から水でも落ちてきているのだろうか?

 しかも心なしか、体が重い。

 まるで何かが乗っかっているような。


「(まさか……ね)」


 俺はちょっと予想をした。

 この体の重み、そして額にポタポタと落ちる水滴。

 今俺は切り株の上で仰向けになり、手は耳を塞いでいる。

 上に乗っかるとしたらこれほどやりやすい状態はないだろう。

 では何か。この水滴と思われるのは少女の血で、ここで俺が目を開けたら血まみれの顔が目と鼻の先に写るのか?

 冗談じゃない! そんなのを見たら一生のトラウマモノだ。失心もしかねない……。

 ここは是が非でも目を開けずにいよう、と決断するや否や、妙な声が小さく聞こえてきた。

 耳を塞いでいるせいで何を言っているかは聞こえないが……鼻をすする音?


「(もしかして、泣いている……?)」


 いやいや、相手は幽霊だぞ。何を同情しているんだ。

 奴は策士。これも人間を油断させる演技かもしれない。

 
 ……だが、もし、もしもだ。

 幽霊と思っているコレが実はただの人間だったら……?

 俺は泣いている人を自分の勝手な思い込みで見捨てるのか。

 

「…………」


 しばらく考えた末


「あ、あのー……もしもし? 失礼ですが、あなたは幽霊さん、ですか?」


 思い切って声をかけてみることにした。

 切り株の上に寝っ転がって目を強く瞑りながら、耳を強く抑えながら、「あなたは幽霊ですか?」と問う成人男性。

 なんと滑稽な姿だろうか。

 俺はもしかして頭がオカシイのだろうか。


 ……だが返事がない。

 というか、質問をしておきながら自分が耳を塞いでるのは失礼かと思い、手を耳から離す。

 ……まだ返事がない。

 
 なんだ、一体俺の目の前でなにが起こっている……!?

 真相は俺が目を開けるしか無いのか……?

 
 唾を飲み込み、ゆっくりとまぶたを開ける。

 そこに映ったのは、血まみれの少女の顔



 ……ではなく、手だった。

 ――手?

 俺の手じゃない。ちょっと色白くなった小さい手。

 それでも血は付いている。


「目をあけないでください!!」


 突如発せられる少女の声。

 状況から察してこの手の主だろう。


「え、あの……?」


 俺は予想を遥かに超えた出来事にパニクっていた。

 まさか、これも幽霊の作戦……? とも考えたが、なんかちょっと違う。

 次第に目を抑える力が強くなっていき、鼻筋が痛みだしてきた。


「ちょ、ちょっと! 見ないから、目瞑っとくから、手の力緩めてくれ!」


 堪らず悲願した。

 少女は 「えっ?」 となったのか、咄嗟に手を離す。

 俺は一応約束通り、目を瞑っておくとしよう。幽霊に逆らうとなにが起こるか解らない。

 少女の霊であろうと、力関係は圧倒的に向こうが上なのだ……。

 
「んで、君は村で噂されている幽霊、なのか?」

「……はい、多分」


 どうやら幽霊であることは間違いないらしい。

 ただ、村で噂されているのとは明らかに違う感じがする。

 もっと悍ましい、目を合わせたら呪い殺されるのかと思っていたが、今目の前にいるであろう幽霊さんは、自ら見るなと言ってきている。

 俺は事情を聞くことにした。


「……なんで見るなと?」

「…………」

「黙っていちゃ解らないじゃないか」

「私の事、やっぱり覚えていないんですね……」


 な、なんだと……?

 俺に幽霊の知り合いなんていないぞ……?

 何を言っているんだこいつは。


「お、覚えてるって……第一、顔が見えなきゃ解らんだろうが」


 むくっと目を開けながら起き上がる俺に慌てて反応し、少女は俺に背を向けて立ち上がる。

 
「おいおい……どうしたって……」


 少女の頭から地面にかけて、血がポタポタと流れているのが見える。

 そうか、そういうことか。

 今までここに来た人たちは、その血まみれの顔に恐怖し、逃げて行ってしまった。

 俺もそれを見るのが怖くて、目を瞑っていたのだ。

 彼女の言うとおり、俺ともし面識があるのであれば、そんな姿を見られたくはないのも当然。

 迂闊な行為だった……。


「す、すまん。そういうことか……あ、ちょっと待ってろ」


 俺は自分の持ってきたカバンからタオルを取り出し、少女の顔を後ろから拭いてやった。

 ……勿論新品のタオルだ。


「ふえっ?!」 
 
 と慌てる少女。

「じっとしてろ」


 
「……よし、こんなもんか? こっち向いてみろよ」


 少女は不安がっているのか、なかなかこっちを向こうとしない。


「大丈夫、拭けてなくても、逃げ出したりはしないって」

「本当……?」


 ああ。と返事をしてこっちを振り向かせる。

 少女の血はほぼ拭き取れていた。だが驚いたのはそこじゃない。

 
「かな、こ……ちゃん?」

「……うん」


 そんな、まさか……嘘だろ。

 かなこちゃんが幽霊の正体だったなんて……。

 
 彼女とは昔、俺が小学4年の頃の夏休みにこの村で出会った友達だった。

 彼女はこの村の住民で、毎年夏休みにしか会うことが出来なかったが、毎日一緒に遊んでいた。

 ところが俺が中学に入ると、夏休みは実家で過ごすことが多くなり、それっきり会えなくなってしまっていた。

 かなこちゃんも都会に出て、普通に過ごしてると思っていた。思っていたのに……


「……いつ、亡くなったんだ?」

「俺くんが夏休みになっても来なくなった、ちょうどその歳に……」


 そん、な……

 じゃあ、俺がもし、中学に上がってからもここに来てたら、もしかしたら……


「ごめん……ごめんな……。一人で寂しかったろう、ほんとごめん」

「ううん、俺くんのせいじゃないんだから……泣かないで」


 俺は少女をしっかりと抱きしめていた。

 少女はその小さい手で、俺の頭を撫でていた。

 心が締め付けられそうな痛みを味わいながら、どうしようも出来ないこの現実を、受け止めながら……。




 俺たちはしばらく歩く事にした。

 少女と刻んできた思い出を振り返り、

 少女が知らない俺だけの思い出を話したり

 とても有意義な時間だった。まさか幽霊と思い出話をすることになるとは、想像もつかなかったが。



「あそこが、お前の家?」

「そう。今はもう、崩壊寸前だけどね」


 クスっと少女は微笑んだ。

 流石に十数年手入れがされていないのもあり、屋根には穴も空き、家の半分は腐り落ちている。

 昔も知らなかった、かなこの家。こんな森の奥にあったのか……。


「なあ、一つ、聞いてもいいか」

「うん?」


 余り聞くべきではないとは思ったのだが、やはり聞いておきたい。知っておかなければならない気がした。

 かなこがなぜ死んだのか。

 特に病気だったという話は聞いていないし、自然災害が起きたとも聞かされていない。

 ではなぜ……

 答えは少女の口から直接告げられた。


「殺されたの。突然の出来事だったよ……」

「殺されたって……どういうことだ?」

「口で話すより、自分で見たほうが早いかもしれない」

「見る……って?」


 最初は少女が何を言っているのか解らなかったが、何でも当時のシーンを再現出来る能力があるらしい。

 幽霊になったが故に持てる技なのか、どちらにしても皮肉な話だ。

 
「でも……あまりにも酷いものだよ。出来れば見ないほうが……」

「いや、見せてくれ。俺はお前の最期を見届けたい。その方法があるのなら、頼む」


 彼女の言葉を遮り、俺の気持ちを伝えた。

 どうしても、知っておきたい。

 誰もその事実を知らないと言うのは、あまりにも寂しすぎる。


「分かった……」


 そう言うと彼女は目を瞑りだした。

 なにが始まるというのだろうか。

 ここから先は人知を超えた現象が起こるのだろう。

 過去の映像を現在に見せる、一種のタイムスリップというべきものか。

 
 風がざわめきだし、鳥が一斉にバタバタと羽ばたいていく。

 なにが起こるのかと瞬きをした次の瞬間、目に写るものすべてがセピア色に変わっていた。


「なっ……」

「これが、過去の映像です。一応私達は動けるけど、モノには触れますが、人には認識されません」


 言葉通り、映像を見ているだけ、という事らしい。

 
「もうすぐ父が帰ってきます。中にはいって待ってましょう」

「人に認識されないなら、極端な話、隣にいてもいいんじゃないか?」

「そうなんですけど、ちょっとした影響で未来がずれてしまう事も、たまにあるそうなんです……」

「ほえぇ。で、それ誰から教わったんだ?」

「それは……ナイショです」


 幽霊には幽霊の事情があるらしいので、深くは追求しないことにした。

 とりあえず物陰に隠れてお父さんが帰ってくるのを待つことに。

 
「お、これお前とお父さんか? 小さいころも可愛かったんだなぁ」


 俺は家族写真を見つけていた。

 少女は恥ずかしそうに俯きながら頷く。

 
「かなこー、帰ったぞお」


 玄関先でお父さんと思われる男性の声がした。

 どうやら返ってきたらしい。

 
「おい、呼んでるけど……お前行かなくていいのか?」

「これは回想なので……別の私がいるんです」


 言うや否や 「はーい」 という可愛らしい声と共に、とたとたと廊下を走って行く人影が障子に映った。


「しかし……なんだか不法侵入しているようで悪いな」

 よっこらせ、と、腰をあげる

「えっ……? ちょ、ちょっと?!」

「まあ、どうせ認識されないんだろ? 一応挨拶だけな」

 少女が小さい声で引き止めていたようだが聞かず、俺は玄関の方へ向かって歩いた。

 とは言うものの……こういう時ってなんて言えばいいんだ?

 「どうも、不法侵入してます、お邪魔します」とか言うのか……?

 徐々に何を言えばいいのか緊張しながら、背を向けているお父さんに話しかけた。



「あ、あの、すみません!」

「ん?」



 声をかけると、男性は振り返ってくれた。

 
「あ、あの俺、実は……」

 と切り出していく内に、男性の顔は見る見る蒼白になっていった。

 いくら俺が不法侵入だからって、そこまで驚くことは……とも思ったが、何か違う。

 よく見ると男性の目線は俺に向かっておらず、俺の後ろ側に行ってるような気がした。

 俺もその目線を辿って振り向いてみる。

 するとそこには、エアガンだろうか、銃を構えた中学生二人が唖然としていた。

 まさか、と思い再度男性の方を振り向くと、胸から血を流して倒れていた。

 俺は、頭が真っ白になっていた。

 目の前で人が血を流している所を見ると、こうも正常な判断が出来ないものなのだろうか。

 すると後ろからヒソヒソと声が聞こえてきた。



「お、おい! どうすんだよ!」

「ど、どうするったって……マジで人を殺してしまうなんて思わなくて」

「と、とにかく逃げるぞ!」

「ああ!」



 改造されたであろうエアガンを放り投げて慌てて逃げる糞ガキのお陰で我に返ることができた。

 逃げようとする中学生の頭めがけて後ろから殴り飛ばしてやろうとする。が、その拳は空気を掠めるかの如く、虚しく空振ってしまった・


「…………」

「これが、私の死んだ理由です……」


 いつの間にか後ろに立っていたかなこが喋りかける。


「あいつらは……知り合いなのか? 何か恨みを買っていた、とか……」


 背中を向けながらかなこに問う。


「いいえ。まったく知らない人達。殺される直前、初めて顔を見たの。知っての通り、この村には娯楽施設なんて無い。暇を持て余した学生達には耐えかねないんでしょう。だから……」

「だからああやって何の関係もない人を傷つかせ、挙句殺し、自分はのうのうと今も生きてるってのか!? ふざけんなよ!!」

「俺君……」


 一度の静寂が訪れた。

 
「……すまん。つい……」

「いえ、いいんです。俺君は私の言いたいことを代わりに言ってくれました。殴ろうともしてくれた。それだけで、心が救われた気がします……ありがとう」

「かなこ……!」


 後を振り向いた時、少女の体は見る見る透け始めていた。


「かなこ、お前……」

「お別れです。このシーンを見せるのに、結構余力を使っちゃったみたいで……」

「……逝く、のか」

「はい。……俺くん、最期にあなたに会えて、本当に良かった。本当の事を知ってもらえて、覚えてくれる人がいてくれるだけで、私は幸せです」


 情けなく、俺は涙をこぼしながら膝をついてしまった。

 それは、かなこも同じようだった。


「ほら、泣かないで。いつかまた逢えます。それまでは、お空から見守ってますよ」


 森で再会した時と同じように、俺の頭に手を乗せ撫でていた。


「ああ……また、な」


 すぅっと消えるかなこをしっかり見送り、俺は一つの決意をした。

 あの中学生の名前は今も頭に残っている。必ず……

 すると頭の上に何かが落ちてきた。なんだろうか、と手に取る。


 かなこが付けていたリボンだ。

 彼女が消えた今、もう残っているものはこのリボンしかない。


「形見……か」


 気が付くと、周囲を包んでいたセピア色の空間は元に戻っていた。


 ……かなこの墓をつくってやろう。せめて、安らかに眠れるように。

 この出来事は、俺とかなことの二人の、最後の思い出だ……。


 



うーん!!

お疲れ様でした!

また長くなってしまった……ってか今日一日俺は何をしているんだ(´・ω・`)

だって・・・多分今日作っとかないと気力わかないと思うのよね・・・

夢の話をいじった内容でもあるし・・・。


さあ、Aルートとは違った展開になったBルート。

向こうがバットエンドならば、こっちはトゥルーとはいわない、ハッピーエンドくらい、なのかな・・・?あまりハッピーではないけども。


回想編でかなこちゃんを生き返らせる、という選択肢もあったのですが

正直、死者を生き返らせるっていうのはなんか、邪道なのかなーって思います。ドラ○ンボールじゃあるまいし(

途中から気力というか、疲れが出てきちゃって・・・Aルートよりも駄文が多くなってしまったかもしれません・・・すみません(´・ω・`)


今回は悪役を中学生として出しました。

改造銃、ですね俗にいう。

田舎の子に恨みがあるってわけじゃないです!

最近読んだウェブ漫画の影響も若干はいってます(

田舎ってやっぱりゲーセンとか無いから、中学生は何をして過ごすんでしょうか・・・。

最近は少年が事件を起こすことが多くなっています。

お子さんの管理はしっかりとしてあげてくださいね。お互いのため、未来の為に。


って・・・これ以上偏見で書くとこのブログが炎上しそうですな(´・ω・`)失敬。


では、これにて「血まみれの少女」は完結です!

ご閲覧、ありがとうございました!

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